まもなく開幕するジュネーブモーターショーで初公開となるアウディ『A6』新型。セダンの姿はすでに公式のから発表されているが、今回はそのワゴンタイプである『A6アバント』市販型プロトタイプの姿をキャッチした。また初めて、実車のコックピットをとらえることにも成功した。
写真からはまるで、兄貴分である『A7スポーツバック』からそのまま移植したかのような室内が確認できる。「MMIタッチレスポンス」を擁するセンタースタックには、大型高解像度デュアル・タッチディスプレイを装備。上部にはインフォテイメントシステムを操作するディスプレイを備え、下部には空調システムの操作などを行うディスプレイを配置する。またヘッドアップディスプレイも併せ持ち、様々な情報をフロントウィンドウに表示可能だ。
エクステリアも、やはりA7と酷似したグラフィックを特徴としている。テールライトはLEDストリップライトで左右が結ばれる形状が確認できる。シングルフレームグリルは薄くワイド化され、サイドミラーの位置はドア側に下げられている。また、「MLB evo」モジュラープラットフォームにより100kg以上の軽量化を図り、ホイールベースが延長されるという。荷室を持つアバントでは、実用性もさらに向上しそうだ。
テクノロジーでは、「レベル3」の自動運転技術を搭載し、5台のレーダーセンサー、5台のカメラ、12台の超音波センサーやレーザースキャナーがアシストする。
パワートレインは、1.8リットル直列4気筒を始め、2リットル直列4気筒、最高出力340psに最大トルク500Nmを発揮する3リットルV型6気筒TFSIユニットのラインアップが予想されている。
3月のジュネーブモーターショーではまずセダンが公開される予定で、アバントは秋以降となるだろう。