カーオーディオ製品を選ぶ際の参考になればと、製品選びの“傾向と対策”を解説している当コーナー。現在は、「ユニットサブウーファー」をテーマにお贈りしている。今週は、国産実力ブランドの1つ、「BEWITH」の「ユニットサブウーファー」について見ていく。
輸入ブランドの多くが「ユニットサブウーウファー」を大量にラインナップしているのに対して、国産ブランドではラインナップが絞られている傾向がある、と説明してきたが、「BEWITH」においてもそれは同様だ。同社のスピーカーラインナップは4グレードから成るのだが、その中でサブウーファーまでを用意しているのは、トップエンドの『コンフィデンスlllシリーズ』と、ベーシックグレードである『BE-FITシリーズ』の2つだ。モデル名で言うと『C-180lll』(税抜価格:30万円)と『BE-FIT B-180』(税抜価格:7万6000円)の2モデルである。
当然ながらともに、「BEWITH」スピーカーとのマッチングを考えて作られていて、口径は18cm。それぞれの同シリーズのミッドウーファーの口径が13cmであるので、それとの組み合わせで考えると18cmがベスト、というわけなのだ。
そしてさらには、各所の設計を同一シリーズのミッドウーファーと同様にして(『コンフィデンスlllシリーズ』では、トゥイーターも同一構造、同一素材、同一磁気回路)、サウンドの統一が図られている。
なお、2つの「ユニットサブウーファー」にはともに、「BEWITH」ならではの“偏芯コーン”が採用されている。これには「インストールの際に取り付け角度を調整することで車室内での指向性制御が容易に行えるため、サウンドチューニングの自由度もさらに広がる」という特長がある。つまり、物理的なサウンドチューニングを、より深く追い込めるのだ。
今週はここまでとさせていただく。次週も「BEWITH」製の「ユニットサブウーファー」の特長解説を継続する。お楽しみに。