伊カロッツェリアの雄、ピニンファリーナが2020年にも世界最速のEVハイパーカー発売を計画している可能性が高いことが分かった。同ブランドは、4月25日に開幕する北京モータショーで新型電動SUV『K350』の公開を予告しており、電動化ラインアップが一気に加速しそうだ。
2015年にインドのマヒンドラ傘下となったピニンファリーナは、以降コンセプトモデルの発表が加速しており、独自モデルの開発にも積極的だ。同ブランドCEOのMichael Perschke氏は、「ハイパーカーの開発が最初の仕事」と語り、2百万ユーロ(約2億7千万円)で2020年にも市場への投入を示唆しているという。
ハイライトはそのパフォーマンスだ。フル充電での航続距離は500km以上で、最高出力は1000ps以上、0-100km/h加速を2秒以下で駆け抜けるという。これはテスラ『ロードスター』新型と同レベルとなる。
ピニンファリーナは、2018年3月のジュネーブモーターショーでEVクーペ『HK GT』を初公開している。これは最高出力1088ps以上、0-100km/h加速2.7秒、最高速度350km/hの性能を持つ。この新型ハイパーカーが「HK GT」の市販型なのかは断言していないが、Perschke氏は「真のハイパーカーとなるだろう」と語っている。