約20年振りの復活を果たすBMWのフラッグシップ・クーペ『8シリーズ』。その高性能バージョンとなる『M850iクーペ』と『M850iカブリオレ』がニュルブルクリンクで初の競演を果たした。
BMWは先日、M850iのプロトタイプと、そのスペックを発表したが、カブリオレはクーペとは異なる専用のフロントバンパーが与られていることが分かった。どちらも大口エアダクトを装備するが、カブリオレには水平スラットが装着されている。尚、Mブレーキキャリパーや大径ツインエキゾーストパイプ、リアバンパーサイドのエアアウトレットなどは共有している。その他の異なる部分は、クーペのリアウィンドウ上部にハイマウントストップランプが装備される点だろう。
BMWが発表したM850iクーペのパワートレインは、8速「ステップトロニック」と組み合わせる新開発の4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力530ps、最大トルク76.5kgmを発生する。
ベースモデルとなる8シリーズクーペとカブリオレは、来る6月15日、『M8 GTE』が出場するル・マン24時間レースでの展示が予想されており、M850iは秋以降、遅れれば2019年のジュネーブモーターショーとなる可能性もあるようだ。その後、最強モデルとなる『M8』や『M8カブリオレ』の登場も期待されている。