数限りないリメイクを重ねてカスタムレベルをアップさせ続けてきている園部さんのファンカーゴ。見るものにいつも新鮮な驚きを感じさせてくれるのは常に前と違うポイントを投入しているからだ。あたらてめ現状のファンカーゴカスタムを紹介しよう。
◆見る人を常に新鮮な気持ちにする数々のリメイクを繰り返し実施
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《コンパクトなファンカーゴに大量のユニットとアイデア満載のカスタムインストールを施した。常に現在進行形でリメイク実践中だ。》
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《ラゲッジフロアにはレザー庶路に加えアクリル+イルミ処理を施す。パワーアンプを加えたデザインで立体感と華やかさを引き出した。》
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《ラゲッジフロアに存在感たっぷりに設置されてるのロックフォードのT1000-4。スピーカーグリルを使ったディスプレイもアクセント。》
幾度にも渡るリメイクを繰り返して、カスタムインストレーションの完成度をグングン上げてきた園部さんのファンカーゴ。各地のイベントで見かけたことのあるユーザーも多い有名車だ。2年前にも当コーナーで紹介しているのだが、そこから無数のリメイクを施してきたので再度の登場となった。なぜリメイクを繰り返しているのかを園部さんに尋ねたところ。「イベントに来るみんなに楽しんでもらいたいんです。以前どこかのイベントで見た人にも常に新鮮な驚きを持って欲しいと思ってリメイクを実施しています」。
サービス精神旺盛で、愛車をギャラリーに見てもらうことを楽しんでいるオーナーの思いが伝わってくるコメントだ。
ここからはカスタムの見どころを順に紹介していこう。もちろん最大の見どころはラゲッジスペースだ。片開きのリアゲートを開けると目に飛び込んでくるのが純正状態をまったく残さず隅々までカスタムされたラゲッジスペースだ。フロアにはイルミ&アクリルパネルで処理、さらに中央前部にはロックフォードのパワーアンプ・T1000-4をインストール。右サイドには同じくT2500-1bd、左サイドにはT1000-4をインストール。同サイズの大型アンプを左右ウォールにインストールすることでバランスの良いラゲッジレイアウトを作り上げているのも計算さらたインストールだ。
ラゲッジはもちろん、このクルマのインテリアは全面をオレンジ/グリーン/ホワイトのカラーリングで統一、ポップでカスタム色の強いインテリアを作り上げている。コの字型に組まれたラゲッジのオーディオボードやフロアはそれぞれに平面部分がほとんど無く、エッジを立てたり二重構造になっているなど、一つ一つに手の込んだデザインを施す。手数の多さだけではなくデザイン性でカスタムレベルを高めているのは細部のこだわりがあるからこそだ。
◆オーバーヘッドやゲート内側など余すところなくカスタムが施される
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《オーバーヘッドの外向きスピーカー群も見どころ。パンチプロのスピーカー群をインストール。周囲のパネルデザインも手が込んでいる。》
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《オーディオボードの前方ウォールには上下二段のミッドレンジをインストール。オレンジでフィニッシュしたフレームも印象的。》
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《ゲート内側にもカスタム処理がほどこされる。パワーアンプ+コアキシャルスピーカーを取り付けるパネルのデザインも個性的。》
ラゲッジ周辺には数々のユニットがインストールされている。ゲートオープン時に目に飛び込んでくるのがオーバーヘッド部分に取り付けたロックフォード・パンチプロのスピーカー。ルーフ側から吊り下げるように作り込まれたバッフルに、中高域のスピーカーを2ウェイで設置。ここも前回の掲載からリメイクが施されたポイント。外周をグリーンのレザーで処理、パネルデザインも細部にまで細かな造形を施した手の込んだ加工が施されている。さらにゲート内側にもカスタム処理が施されている。中央部にロックフォードのパワーアンプ・T400-4をインストール。両サイドにはコアキシャルスピーカーをインストール。オレンジのレザーで仕上げられたボードは立体的な造形が施される。さらにパンチング素材や間接照明を駆使した魅せるインストールも実施するなど、見れば見るほど手の込んだ入念なカスタムなのがわかる。
ラゲッジ前方にはセカンドシート部分を撤去して作り付けたオーディオボードが兼エンクロージャーがセットされている。ここには外向き用に設置されているロックフォード・パンチプロのスピーカー群がインストールされる。上部には8インチ、下部には6インチのミッドレンジを上下二段でインストール、サイドウォールのバレットトゥイーターとのコンビネーションで低域から高域までをバランス良く鳴らし切る作戦だ。
◆リアドアオープンで顔をのぞかせるサウウーファーのデザインセンスも秀逸
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《ボードのフロント側ウォールにはパンチング処理を施したバスレフポートとスピーカーグリルを使ったディスプレイを施す。》
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《あえてサブウーファーのマグネット面を見せるインストールでリアドアオープン時のインパクトを強烈にしている。》
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《リアドアは外向き用のスピーカー群をインストール。パンチプロを3ウェイ使いすることで中高域の鳴りっぷりを高めている。》
リアゲート側から見るとコの字形状のオーディオボードに見えていたものが、リアドア側に回り込んでのぞき込むと実はセカンドシートを撤去して作り付けた巨大なエンクロージャーだと言うことがわかる。前方にはスピーカーグリルを使ったディスプレイを取り付ける処理を施し、インテリアデザインのアクセントにもなっている。さらにリアドアを開けた際に見えるサイドウォールにはロックフォードのサブウーファー・T1D212をマグネット面を見せる逆付けでインストール。巨大なマグネット面をサイドに張り出させるアレンジは、リアドアオープン時のインパクトを強烈にしている。エンクロージャーはバスレフとし前方下部にメッシュ処理を施したポートを設ける。重低音サウンドは圧倒的な鳴りっぷりだ。
またリアドアもオープンしてフルボリュームで鳴らせば外向きスピーカーの戦力として計算される部分。パンチプロの6インチ、8インチのミッドレンジに加え、バレットトゥイーターを3ウェイでインストールし鮮烈な外向きサウンドを表現する。
大量のオーディオユニットをこともなげに内包してしまったリアセクション。各オーディオボードやドア、ゲート、シーリングなどには効果的なカスタム&ユニットインストールが施され、魅せる効果も満点の仕上がりとした。次回はラゲッジ同様、新たなリメイクを込めたカスタム処理が光るコクピットまわりを紹介しよう。