開発テストをおこなう奇妙なクロスオーバーSUVを発見した。いびつではあるが、グリル、ヘッドライト、テールライトは完全に旧型マツダ『CX-5』を模倣している。
カメラマンによると、これはシュコダのクロスオーバーSUV『コディアック』に設定される高性能モデル、『コディアックRS』の開発車両だという。よくよく見てみれば、ヘッドライトはプリントされたダミーで、グリルの形状も無理やり五角形に切り抜かれていることがわかる。ボディサイド、リアもほぼカモフラージュだ。
上海フォルクスワーゲンによって中国で生産される「RS」は、20インチホイールを標準装備。全長4600mm、全幅1800mm、ホイールベース2792mmで、7人乗りレイアウトを持っている。フォルクスワーゲンが開発した7速DSGを標準装備し、最高出力186psと236psを発揮する2リットル直列4気筒TSIターボエンジンの搭載が予想されている。ベースモデルは前輪駆動だが、ハインドモデルは4WDを備える。
注目はこの高性能モデルが中国のみで販売されるのか、欧州へも投入されるかだ。現在の所不明だが、ヨーロッパでテストを行っているというのは、大きなヒントかも知れない。
ワールドプレミアは、9月前半に行われた成都モーターショーが有力だったが、出品されなかった。おそらく10月以降、年内には登場するはずだ。