カーオーディオファン、並びにこれからこれを始めてみようと考えている方々に向けて、製品選びのコツを解説している当コーナー。現在はブランドごとのラインナップ研究を行っている。今回は、人気アメリカンブランド“ロックフォード・フォズゲート”に焦点を当てる。
総合カーオーディオブランドである“ロックフォード・フォズゲート”は、フロントスピーカーも多彩に展開している。シリーズ設定は大きく4つ。『プライムシリーズ』、『パンチシリーズ』、『パワーシリーズ』、そして唯一となる3ウェイモデル『J5』、以上だ。
手頃なところから紹介していこう。同ブランドはまず、「RFサウンドを身近に楽しめる」ことを特長とするシリーズとして『プライムシリーズ』を用意している。当シリーズは4モデルで構成される。セパレート2ウェイスピーカーとコアキシャルスピーカーがそれそれサイズ違いで2機種ずつある。ちなみにセパレート2ウェイ機の税抜価格は2モデルともに2万4000円となっている。
それに続くのが『パンチシリーズ』だ。当シリーズでは、サイズ違いでセパレート2ウェイ機が2モデル、そしてコアキシャルモデルが4機種用意されている。なお、よりスタンダードなサイズとなる16.5cmセパレート2ウェイ機『P1675-S』の税抜価格は4万円。「エントリー機中のミドルグレード」的な価格設定となっている。なお『パンチシリーズ』には、プロオーディオ仕様の『パンチ プロシリーズ』も設定されている。
そして、それに上級シリーズとなる『パワーシリーズ』が続く。
『パワーシリーズ』は4グレード構成となっている。価格の手頃な順から『T1』、『T2』、『T3』、『T4』、これらが居並ぶ。
その中でコアキシャルモデルも擁しているのは『T1』のみ。サイズ違いで6モデルある。また『T1』と『T2』にはツイーターのみ(ネットワーク付き)のモデルもそれぞれ1機種ずつ用意されている。
ちなみに『パワーシリーズ』内の各グレードは、価格差が結構大きい。16.5cmのセパレート2ウェイ機で比べると、『T1675-S』が6万5000円(税抜)、『T4652-S』が22万円(税抜)。3倍強の価格差となっている。
“ロックフォード・フォズゲート”のスピーカーは、鳴りっぷりの良さとエッジが立ったソリッドなサウンドが持ち味だ。パンチの効いたサウンドを好むのであれば、チェックして損はない。要注目。