“クルマの楽しさいろいろ エンタメ系モーターショー”をキャッチフレーズに、『第24回 大阪オートメッセ2020』が2月14日から16日までの3日間にわたり開催された。そこに出展したカーオーディオ関連各社の展示内容を、2回に分けてリポートする。
まず今回は、国産カーオーディオブランドとディストリビューターのデモカー & 新製品を、じっくりと紹介していく。
ビーウィズ
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毎年、当会場にて新製品を発表している“ビーウィズ”。今年は以下のようなニューアイテムをお披露目した。1つは、『STATE A6R kishi model』。当機は、ブランド創設前からの20年以上にわたって同社製品のサウンド監修を担ってきたテクニカル・エグゼクティブ、岸川博史氏(1965-2019)が、“究極のSTATE”を目指して完成させていたプロトタイプモデルの“音の処方”を完全に再現した特別機(数量限定販売)。2つ目が、フォーカル・オーディオ・ジャパン設立5周年を記念したパワーアンプの3台セット『P-100 Tricolore』、さらには『Reference AM』シリーズのラインナップ拡充も発表された。そしてそれら主要モデルを搭載したデモカー、「トヨタ・ハリアー」等を展示した。
ダイヤトーン
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ダイヤトーンは2台のデモカーを展示した。1台は「トヨタ・C-HR」。当車には以下の機材が積まれていた。メインユニットには『ダイヤトーンサウンドナビ』を使用し、その内蔵パワーアンプで同社のスタンダードスピーカー『DS-G300』をドライブする。さらには同社サブウーファー『SW-G50』も搭載している。もう1台は「メルセデス-ベンツ・A180 Sports」。当車でも、メインユニットとして『ダイヤトーンサウンドナビ』を使い、フロントスピーカーにはフラッグシップ機『DS-SA1000』を選択。サブウーファーにも『SW-G50』が採用されている。こちらでは高級外部パワーアンプを組み合わせ、ダイヤトーンならではの最高峰サウンドがデモンストレーションされていた。
ジャンライン & パートナーズ
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実力アメリカンブランド“アークオーディオ”や、イスラエル発の人気メーカー“モレル”をディストリビュートしている“ジャンライン & パートナーズ”は、デモカー「BMW・225xeアクティブツアラー」を展示した。当車に積まれていた機材の陣容は以下のとおり。ソースユニットとしてDAPやスマホが使用され、DSPには“アークオーディオ”の『PS8-PRO & PSC』が採用されている。スピーカーには、発売前の“モレル”『イレイト シリーズ』の新3ウェイ機が選択されていて、サブウーファーも同『ウルティモ Ti 104』。パワーアンプにも“モレル”の4chモデル×2台が使われていた。その音は、立体感の再現性の高さが光り、また低音の質感も至って良好。心地良いHi-Fiサウンドを満喫できた。
フェリースソニード
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スウェーデンのハイグレードカーオーディオブランド“DLS”や、イタリア発の“シンフォニ/クワトロリゴ”を正規輸入している“フェリースソニード”は、「メルセデス-ベンツ・AMG E63」を展示した。当車には以下のような機材が搭載されていた。ソースユニットにはソニーのウォークマンを使い、プロセッサーにはヘリックスの『DSP PRO MKII』をチョイス。そしてフロント3ウェイは“DLS”のフラッグシップライン、『スカンジナビア』シリーズで統一され、サブウーファーには同ブランドの上級モデルが採用されていた。パワーアンプには“シンフォニ/クワトロリゴ”の精鋭計4モデルが選ばれている。そのサウンドは、S/N感の良さが印象的。また、質感の高さにも特長が出ていた。
佐藤商事
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実力ヨーロピアンブランド、“ディナウディオ”等々を取り扱っている“佐藤商事”は、デモカーの展示とともに、注目すべき新製品3モデルを発表・展示した。それらは、まったくの新ラインとなる『エソタン シリーズ』の新スピーカー。なお同シリーズは、既発売の2ラインより廉価だ。より手軽に“ディナウディオ”サウンドが楽しめるようになるというわけだ。具体的なモデル名は以下のとおり。『エソタン 232』(予定価格:7万円、税別)、『エソタン 236~40周年記念モデル~』(予定価格:9万円、税別)、そしてもう1つが『エソタン 372』(予定価格:16万円、税別、当機のみ3ウェイ)。これにて“ディナウディオ”愛好家の数がまた一段と増えそうだ。発売時期は2020年4月が予定されている(『エソタン 372』のみ5月発売予定)。