手の込んだカスタムを施したラゲッジに対してシンプルにまとめたコクピットが印象的なN-WGN。オーナーの久保田さんの狙い通りのスマートでカッコいいコクピットができ上がった。広島県のWarpsがアイデアを駆使した個性派デザインが見どころだ。
ホワイトレザーを効果的に使った
アウターバッフルの造形&イルミ処理
派手さを抑えたスタイリッシュなカスタムを目指したN-WGN。色数を押さえたカスタム処理など大人のカスタムが完成した。
派手さを抑えたスタイリッシュなカスタムを目指したN-WGN。色数を押さえたカスタム処理など大人のカスタムが完成した。
ドアのアウターバッフルにはヴァイブオーディオのBLACK DEATH 6C-V6の16.5cmミッドバスをインストール。イルミ処理も効果的。
ドアのアウターバッフルにはヴァイブオーディオのBLACK DEATH 6C-V6の16.5cmミッドバスをインストール。イルミ処理も効果的。
周囲のブラックパネルに対してホワイトのレザー処理を加えて映えるバッフル面を作り上げた。
周囲のブラックパネルに対してホワイトのレザー処理を加えて映えるバッフル面を作り上げた。
アウターバッフルはホワイトレザー、アクリルリングと積層した処理が施され、スピーカーを浮かび上がらせている。
アウターバッフルはホワイトレザー、アクリルリングと積層した処理が施され、スピーカーを浮かび上がらせている。
ド派手にならないクールなカスタムスタイルを追求した久保田さんのN-WGN。前編で紹介したラゲッジに引き続き、コクピットまわりのカスタムにも同様のスピリッツが注入され、白/シルバーと黒との明確なコントラストのカスタムデザインが施された。
まずは見どころとなったのはドアのミッドバス。ヴァイブオーディオのBLACK DEATH 6C-V6の16.5cmミッドバスをアウターバッフルでインストール。そのバッフル構造&デザインがオリジナリティ溢れるものだった。ブラックのドア内張りに対してアウターのバッフル面はホワイトのレザーで処理。“少量の白をアイキャッチに使う”という狙い通りのコンビネーションだ。さらにスピーカーの周囲にはアクリルを配してイルミ処理で振動板を浮かび上がらせる。
純正のドアデザインを大きく崩すこと無くアウターバッフル化しているのもオーナーの望み通り。イベント会場などでリアゲート&ドアを同時にオープンした際に、ラゲッジのインストールとドアのアウターバッフルの両方でアピールするスタイルもオーナーが気に入ってるポイントだ。
グレーを使うシックなピラー処理に
ひときわ映えるツイーターグリル
Aピラーにはヴァイブのツイーターをビルトインする。グレー系の記事を張った処理など、落ち着いたデザインなのも狙い。
Aピラーにはヴァイブのツイーターをビルトインする。グレー系の記事を張った処理など、落ち着いたデザインなのも狙い。
BLACK DEATHのツイーターにはデザイン処理されたグリルが装備されているので、Aピラーにキラリと存在感を発揮する。
BLACK DEATHのツイーターにはデザイン処理されたグリルが装備されているので、Aピラーにキラリと存在感を発揮する。
純正デザインを生かしつつドアやピラーをカスタム。落ち着いたデザインとしている点も、クールなカスタムを目指したからこそ。
純正デザインを生かしつつドアやピラーをカスタム。落ち着いたデザインとしている点も、クールなカスタムを目指したからこそ。
カロッツェリアのAVセンターユニットのFH-9400DVSをチョイス。スマホと接続することで手持ちの音源を楽しんでいる。
カロッツェリアのAVセンターユニットのFH-9400DVSをチョイス。スマホと接続することで手持ちの音源を楽しんでいる。
ヴァイブオーディオのツイーターはAピラーにビルトイン取り付けされる。ここでもインストールの処理はシックでスマート。ベースとなるピラー部はグレー系の生地を使って張り替え処理を実施、ピラー形状を滑らかに造形してツイーターをビルトインマウントしている。カラーリングによる落ち着いたピラー処理に対して赤いロゴマークが施されるヴァイブオーディオのツイーターグリルが好対照を見せている。
手数の多いラゲッジに対して作り込みはシンプルなコクピットだが、ひとつひとつのカスタム精度は高い。コクピットに座ったときのデザインはもとより、ドアオープン時の見せるデザインもしっかり計算された作り込みとなった。またヴァイブオーディオの2ウェイユニットを選んだフロントスピーカーは、ラゲッジの外向きスピーカー同様に鳴りっぷりも良く、オーナーが望んだサウンドを再生することができるシステムとなった。
ピラーにはアイデア処理を加えて
コクピットのカスタムをレベルアップ
Aピラーに埋め込まれたスポットランプ。助手席側から運転席まわりを照らし出し、ショーアップすることができる。
Aピラーに埋め込まれたスポットランプ。助手席側から運転席まわりを照らし出し、ショーアップすることができる。
ピラー中程にある造形も個性的。スリットのように溝が掘られ、その端部にはイルミが埋め込まれる。独特のカスタム処理だ。
ピラー中程にある造形も個性的。スリットのように溝が掘られ、その端部にはイルミが埋め込まれる。独特のカスタム処理だ。
思い通りのカスタムを愛車に施して満足感も満点のオ-ナーの久保田さん。デザイン&サウンド共に狙い通りだという。
思い通りのカスタムを愛車に施して満足感も満点のオ-ナーの久保田さん。デザイン&サウンド共に狙い通りだという。
ヘッドユニットして使用しているのはカロッツェリアのAVメインユニットであるFH-9400DVS。普段はiPhoneを接続して手持ちの楽曲を車内で楽しんでいるという。車載2DINユニットなので操作性も良く、車内での使い勝手が良いところもポイント。ラゲッジにインストールしたヴァイブオーディオの3台のパワーアンプで増幅して各スピーカーをドライブしている。
コクピットのカスタムで、他にはないワンポイントになっているのがAピラーだ。ツイーターをビルトインするデザイン処理は先にも紹介した通りだが、ツイーター取り付け部の上部を見るとアイデア満載の作り込みが施されている。
ひとつがピラー上部にあるスポットランプだ。助手席側からコクピットまわりを照らし出す角度に設置され、ナイトスポットで停車中のクルマのインテリアを浮かび上がらせる。ライティングによる見せる効果を考慮したカスタムと言えるだろう。
さらにピラー中程にはエグリ加工とイルミの埋め込み処理を実施。ピラー形状に凹凸を付けることでデザインに変化を付け、さらにイルミ処理を加えることでオリジナリティを追求した。ただしド派手なイルミカスタムとはせず、落ち着いたムードを大切にしているのもこのクルマのコンセプトに合わせたものだ。
細部まで作り込みを施したN-WGN。シンプルな色使いでどこまでカスタム色を高められるかを証明したデザイン処理が絶品。ラゲッジに加えてコクピットまわりにも充実のカスタムを投入し、統一感のあるインテリアを作り上げた。