スピーカー+DSPアンプを導入したオーナーの菅谷さん。想像以上の高音化に驚き気を良くしたオーナーは製作ショップである茨城県のサウンドステーション クァンタムで相談をしつつシステムアップを模索し、ついにはサブウーファーやDAPの進化を実施する。
低音のクリア感も気持ち良く
目の前にステージを感じる音に進化
フォーカルの3ウェイモデルであるES165KX3をスピーカーに選んだ菅谷さん。スピーカーをドライブするために用意したのはヘリックスのP-SIX DSP。DSP機能はもちろん内蔵アンプもレベルの高い定評のあるDSPアンプであることから迷うこと無くチョイスしたという。純正のヘッドユニットをそのまま用いて音声信号をDSPアンプに入力するというシンプルなシステムを構する。完成後の試聴では想像以上の音の良さに満足したという。
「でき上がった愛車の音はかなり衝撃でした。かなり高価なカーオーディオを組んでいる友人もまわりにいて、その音も聴いたがこともあるんですが、それにまったく劣ること無く、むしろ愛車の音の方が良いと思える高音質に仕上がっていました」
インストール完成後の愛車を聴くなり、そのサウンドを大いに評価したオーナー。スピーカーチョイスもDSPアンプなどのシステム選びも間違いでは無かったことを実感したようだ。
「低音のクリア感がスゴく印象的です。中域のクッキリと前に出てくる感じもすごく気持ち良いです。クルマの中でこんな良い音が聴けるなんて本当に驚きの体験でした」
さらに純正では感じなかった確かなステージングもオーディオをシステムアップした際の驚きのひとつだった。
「運転席に座って曲を聴くと目の前に演奏しているステージがあるんです。楽器の輪郭さえも感じられるようでした」
その感動を伝えたくて、家に戻ると早速、奥さんと小学生の子供にもオーディオを聴かせたオーナー。すると二人は揃って「スゴいねー」と音の良さを評価しいてくれたのも嬉しかったという。
手軽なサブウファー設置方法を
ショップの提案から取り入れる
スピーカー交換とDSPアンプの導入で一気にサウンドクオリティが上がったことに気を良くオーナー。さらに上を目指すという気持ちが強くなり、半年後にはフォーカルのサブウーファーであるP25FSを取り付けることにした。加えてオーディオプレイヤーとしてウォークマンのNW-WM1Aを導入する。足りなかった低域を補うサブウーファーの追加と純正ヘッドユニットからDAPへのグレードアップで音質改善を目指した。
サブウーファーの取り付けには手軽な方法を狙って、カロッツェリアの既成ボックスにフォーカルのユニットを取り付ける手法を実施。この既製品のボックスととの組み合わせはショップでのアドバイスを受けて選んだものでオーナーのニーズとぴったり合致したライトな取り付け方法となった。パワーアンプにはカロッツェリアのPRS-D800を使ったシステムとした。
「システムアップの相談の中でショップでは“サブウーファーを付けるといろいろと変わる”と説明されました。倍音成分の話も教えてもらったのもあって、サブウーファーを取り付けたらどんな音になるのか興味津々でした。当初はズンドコ鳴るだけなんじゃないかと思っていたんですが、実際に聴いてみると豊かな低音が心地良いです。いつも聴いている曲が前よりももっと良く聴こえてきて、アーティストの思いが伝わってくるようです」
この曲を愛車で聴くとどうなるのか
そんな興味から曲のジャンルが拡大中
さらにオーディオプレイヤーをウォークマンに変更したのも音質面で大きな違いだったという。
「プレイヤーをウォークマンに変えたときにすごく違いを感じました。聴いた瞬間に体感できる音の良さだったんです。DAPは通勤でも使えるし今では普段から愛用しています」
オーディオをシステムアップしてからクルマの楽しみ方も変わってきたという。特にオーディオを聴くためにドライブに出かけることも多くなった。
「音楽さえあれば渋滞だって苦にならないです。スピードを出して走ることもほとんどないです。音楽を聴きながらゆったり流してドライブするのが今ではすごく楽しいんです」
普段良く聴いていたのはミスターチルドレンやアレキサンドロスなど。しかしオーディオをインストールしてからはジャズやボーカル系の曲も多く聴くようになった。これまで以上に幅広いジャンルの曲を購入してライブラリーはどんどん拡充している。
「打ち込み系や洋楽など、あまりこれまで聴いてこなかった曲も開拓してる最中です。“この曲を自分のクルマで聴いたらどうなるんだろう?”そう思うとついつい曲が増えていくんです」
オーディオ仲間からも高い評価を受けているというフロント3ウェイシステム。仲間が集まって聴き比べすることもあり、その時には「3ウェイ良いよね」「クリア感がずば抜けてる」といった評価をもらうことも嬉しいという。次なるシステムアップをすでに計画中のオーナー「将来的にはトランクを作り込んでいきたい」と、ますますレベルの高いクルマ作りを目指していく予定だ。