トヨタの人気クロスオーバーSUV『C-HR』。2023年にも登場するとみられる次期モデルの市販直前プロトタイプの姿を、スクープサイト「Spyder7」がキャッチ。その実態にせまる。
◆さらに都会的!さらにコンパクトに進化!?
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C-HRは世界戦略モデルとして2016年に発売、そろそろフルモデルチェンジの時期と見られる。昨年12月には、トヨタの欧州部門がコンセプトカー『C-HRプロローグ』を公開。ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)が用意されることも示唆している。
それまでの情報では、トヨタが2022年11月のロサンゼルスモーターショーで公開した『bZコンパクトSUVコンセプト』こそがC-HRの後継モデルと見られていたが、C-HRプロローグ、そして今回スクープしたプロトタイプは、2021年12月に公開された『スモールSUEV』の流れを汲んだモデルとなりそうだ。
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今回捉えたプロトタイプは2台で、どちらも厳重なカモフラージュが施されている。しかし、新型『プリウス』でも採用されたトヨタの新デザイン「ハンマーヘッド」を取り入れたヘッドライトの輪郭は見えている。アッパーマウントされたLEDリアコンビネーションランプの形状も、コンセプトそのままと見て良さそうだ。またC-HRプロローグやスモールSUEVで見られたメリハリの効いたボディパネルや、クーペライクなシルエットは健在で、より都会的かつかなりコンパクトさを強調したクロスオーバーSUVとして登場することになりそうだ。
ナンバー「1145」を付けたプロトタイプのフロントマスクは、フルエレクトリックモデルを思わせる密閉されたグリルを備える。一方もう1台は、コンセプトモデルと異なるハニカムメッシュパターンのグリルが見てとれる。またリアバンパー右側には排気口のようなものが見てとれることから、ICE(内燃機関)であることがうかがえる。
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キャビン内の画像はないが、カメラマンによると2つの個別のディスプレイを搭載していたと証言している。デュアルスクリーンを1つのユニットに組み合わせたBMWや、メルセデスベンツなどのハイエンドブランドとは異なる、トヨタらしいレイアウトが予想される。
プラットフォームは、「GA-C」(カローラ、C-HRなどに採用)と「eTNGA」(bZ4xで採用)の要素を組み合わせて、PHEVパワートレインとの互換性を持たせた、トヨタ最新の「E3」アーキテクチャを採用する可能性があるという。
発表時期は2023年内が濃厚。正式発表までにも最新情報を掴み次第、レポートする。