BMWは現在、大人気クロスオーバーSUV『X3』次期型を開発中だが、その最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」が捉えた。今回はコックピットに初フォーカスだ。
キャッチしたプロトタイプは偽装も多く、ヘッドライトやテールライトは未だプレースホルダー(ダミーコンポーネント)のままだ。最終的には、サイドにまわるスイープバックヘッドライトを装備、新設計のキドニーグリル、バンパーにはスリムなエアカーテンや、中央で垂直方向に支えられたワイドなセンターエアインテークが配置されると思われる。
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注目はキャビン内だ。布で隠されている部分があるものの、新しいカーブドディスプレイが装備されていることがわかる。詳細は不明だが、おそらく12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのセンターインフォテインメントシステムが搭載される可能性が高い。その場合、『X1』が採用する10.25および10.7インチのディスプレイと大きく差別化されることになる。
新設計されたフラットボトムのステアリングホイールは、現行のフルサークルタイプよりコンパクトかつスポーティーに見える。またセンターコンソールのシフトレバーはなくなり、小さなトグルに置き換えられている。ダッシュボードの大きな赤いボタンは、明らかにテスト目的のためのものだろう。
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現行型のパワートレインは、最高出力248psを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジンと、最高出力387psを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンがラインアップされているが、次期型では、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ+電気モーターのプラグインハイブリッドも導入される。
X3次期型のワールドプレミアは、2023年後半になるだろう。