6月11日、「こまつドーム(石川県)にて開催された『第10回ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト』の、参加車リポートのPart 3をお贈りする。今回も、カーオーディオ専門サイト『PUSH ON! マイカーライフ』の登録店よりエントリーした5台を取り上げる。
各車にて使用されていた機材の顔ぶれ、そしてその音について詳細にお伝えしていく。
◆トヨタ アルファード(オーナー/ヒロアキさん)by AVカンサイ堺店
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ヒロアキさんは5年前から手をかけているというこのトヨタ『アルファード』でエントリーした。現在のシステムが完成したのは半年前。プロセッサーを新調したとのことだ。使用機材は以下のとおり。
ソースユニットとしてアイバッソオーディオのDAPを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAを選択、パワーアンプにはブラックスのNOX4を2台採用している。スピーカーもブラックスの上級シリーズで固め、サブウーファーにはカロッツェリアのTS-W1000RSをセレクトした。「バランスの良い聴きやすい音」を目指したとのこと。普段は洋楽、ジャズ、クラシックを聴いているという。試聴してみると、高解像度でクリア。その上でメリハリがありダイナミック。キレ味の鋭さにも良さが出ていた。
◆アルファロメオ ステルヴィオ(オーナー/小澤弦古さん)by サウンドワークス
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小澤さんは、アルファロメオ『ステルヴィオ』で参戦した。搭載機材は以下のとおりだ。
ソースユニットとしてアイバッソオーディオのDAPを使い、プロセッサーにはエタニワンを使用している。パワーアンプにはクワトロリゴの上級2chモデル×3台を採用しそれにてフロントスピーカーをドライブ。加えてサブウーファー用としてカロッツェリアのD級2chモデルも活用している。スピーカーはZRスピーカーラボの最上位機、サブウーファーはノーブランド品を積んでいる。今回は「クラシックの課題曲では空間表現と立体感を、ボーカル曲ではスピード感を重視した」とのことだ。その音は、厚みがあり濃厚。そして柔らかでありながらも輪郭がシャープ。ハイレベルなステレオサウンドが展開されていた。
◆BMW 320i Mスポーツ(オーナー/丸山訓由さん)by サウンドフリークス
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丸山さんは、10年前に手をかけはじめ5年前に完成させたというこのBMW『320i Mスポーツ』でエントリーした。使用機材の陣容は以下のとおりだ。
ソースユニットとしてアイバッソオーディオのDAPを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAをセレクト。パワーアンプにはブラックスのNOX4×2台を採用している。スピーカーはツイーターがブラックスでミッドレンジとミッドウーファーがスキャンスピーク、そしてサブウーファーにはカロッツェリアのTS-W1000RSを選んだ。この日は、ボップスの課題曲では「ノリ良く聴けること」が目指されたという。試聴してみると、低域のレスポンスの良さと重さがまずは好印象。全体的にはキレ味が鋭く快活。生き生きとしたサウンドを満喫できた。
◆トヨタ プリウスα(オーナー/沖野義幸さん)by Kサウンド
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機材のインストールはすべて自ら行っているという沖野さん。しかも、手の込んだ作りが成されている。例えばピラーはアルミを削り出して成形し仕上げにエクセーヌを貼ってある。また音調整も自身で行う。使用機材は以下のとおり。
ソースユニットはオリジナルカスタムPC(つまりこれも自作!)、プロセッサーにはヘリックスのDSP PRO MK3をセレクトし、パワーアンプにはオーディソンのヴォーチェシリーズのモデルを2台採用。フロント3ウェイはブラムのモデルで統一し、サブウーファーにはダイヤトーンのSW-G50をチョイスしている。そのサウンドは、低音がどっしりとしていて安定感があり、中高域も分厚く濃密。ボーカルや各楽器の音色も実にリアル。楽曲の世界に引き込む力も強かった。
◆BMW 2シリーズ アクティブツアラー(オーナー/水沢直稔さん)by イースト
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カーオーディオ歴は10年になるという水沢さんは、BMW『2シリーズ アクティブツアラー』でエントリーした。当車に積まれている機材の陣容は以下のとおりだ。
ソースユニットとしてハイビーミュージックのDAPを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP.3をチョイスした。フロントスピーカーにはイートンのモデルをセレクトし、シート下のスピーカーにはキッカーのモデルを選択している。パワーアンプにはステッグの4chモデル×2台を採用し、セカンドシートの足元に埋め込んでいる。「楽しく聴ける音」を目指しているとのことだ。試聴してみると、まずはステージングのリアルさが印象的。ボーカルがすっと前に立ち各楽器の位置も明瞭。リズムのキレ味もシャープでノリ良く音楽を楽しめた。