カロッツェリア最新スピーカーがヤバい! 大阪オートメッセ2025で聴く次世代カーオーディオ | Push on! Mycar-life

カロッツェリア最新スピーカーがヤバい! 大阪オートメッセ2025で聴く次世代カーオーディオ

2月6~9日に開催された大阪オートメッセ2025にパイオニアが出展。昨年モデルチェンジを果たした新スピーカーであるVシリーズ、Cシリーズを中心に、カーナビ、ディスプレイオーディオ、サブウーファーなどを幅広くアピールする興味深い展示を行った。

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パイオニア carrozzeria…大阪オートメッセ2025
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2月6~9日に開催された大阪オートメッセ2025パイオニアが出展。昨年モデルチェンジを果たした新スピーカーであるVシリーズ、Cシリーズを中心に、カーナビ、ディスプレイオーディオ、サブウーファーなどを幅広くアピールする興味深い展示を行った。

ブースの中央に置かれた日産『180SX』、このクルマはレーシングドライバーの松田次生選手のマイカー。「長距離運転をもっと快適にしたい」というニーズに応える形で、パイオニア・カロッツェリアがスピーカーやディスプレイオーディオをインストールして高音質化&使い勝手の良さをグレードアップした車両だ。ブースでは特別視聴体験も開催され実際にその仕上がりぶりを体感できる展示となった。

180SXに搭載されたのは先頃7年ぶりのモデルチェンジを果たしたカロッツェリアのCシリーズ「TS-C1740」。さらにリアトレーに設置する3ウェイスピーカーである「TS-X170」を設置。加えてヘッドユニットとしてはディスプレイオーディオのDMH-SZ500をチョイスしたシステムとした。旧車でもオーディオのグレードアップ次第で見違えるほどの高音質が得られることを証明する車両となった。

実際に完成した愛車のサウンドを聴いた松田選手は「臨場感あるね」「スピーカーを換えるとここまで音が変わるのにビックリした」と音の進化ぶりを実感。車両の年代に合わせた曲を聴くのが松田選手流であることから、180SXでは同車が現役だった頃の安室奈美恵や浜崎あゆみといったアーティストの曲を中心に楽しむ、そんなサウンドをリアルに再生できるのもこのオーディオの良いところとなった。

さらに車内でApple Car Playを手軽なワイヤレスで使いたいという松田選手のニーズに合わせてディスプレイオーディオのDMH-SZ500をチョイスしている。このようにサウンド、使い勝手を兼ね備えたシステムを完成させた松田選手の180SX、同様のニーズを持ったユーザーにもわかりやすいインストール例になった。

さらにブースにはモデルチェンジを果たしたハイグレードモデルであるVシリーズのスピーカー「TS-Z174S」をインストールしたトヨタ『RAV4』が展示された。

インストールにはダッシュ上にツイーターを角度を付けて取り付けできるトゥイーター取り付けキット「UD-K302」、ドアスピーカーを高精度に取り付けできる高音質インナーバッフルの「UD-K621」を使っている。新型Vシリーズは新設計となったチタン製のドームツイーターさらにはフレームなどを含めてフルモデルチェンジされたウーファーユニットなどで高域の解像度、滑らかさに加えて、厚み&存在感のある中低音を再現。トレードインスピーカーのハイエンドモデルならではの高音質をアピールした。

オーディオプレイヤーとしては同社のハイエンドカーナビとなるサイバーナビ「AVIC-CQ912IV-DC」をシステム。同モデルは通信端末を備えたオンライン化の機能でYouTUbe視聴や車内のWi-Fiスポットの利用を可能にした機能充実のカーナビなのはご存じの通り。そんなサイバーナビはナビに置ける高機能に加えてオーディオ面での音の良さも実は大きな特徴。Vシリーズのスピーカーとの組み合わせで高音質を体験できるデモカーには絶好のシステムとなった。

もう一台のデモカーであるハイエースにはCシリーズのスピーカーである「TS-C1740S」をインストール。こちらはカロッツェリアのスピーカーの中核を担うミドルレンジモデルだ。華やかさを備えたサウンドが印象的なこのスピーカー、新設計のドームツイーターに加えてフレームを工夫することで大径化したウーファーユニットなどを備え、豊かな中低域と臨場感溢れる高域再生を可能にした。アップライトなポジションや純正ではトゥイーターが無い条件の厳しいハイエースだが、ドアミラー裏にCシリーズのツイーターを追加することで目の前に音像が広がるサウンドを再現させている。

ブースにはサブウーファーの聴き比べてコーナーも備えられ、デモカーの試聴に加えてスピーカーを交換&追加することで車内の音がどのように進化するかを実際の音を聴いて体感・納得できる構成になっていたのも興味深い。オーディオのグレードアップをリアルに体感できる環境はなかなか無いので、このように音の良さを試聴によって確認できる出展は見逃せない存在となった。

オーディオに力を入れた大阪オートメッセ2025に置けるカロッツェリア・ブース、愛車の音質アップのきっかけになるスピーカーやシステムの参考例が数多く見られる興味深い出展だった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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