キャデラックは、フラッグシップ電動SUV『エスカレードIQ』のロングホイールベース仕様、『エスカレードIQL』を米国で発表した。2026年モデルとして2025年半ばから生産を開始し、北米を含む世界市場で販売される予定だ。
エスカレードIQLは、エスカレードIQをベースに、さらなる居住性と積載性を追求したフルサイズSUV。全長を延長することで、3列目シートの足元空間を約10cm以上拡大。3列目の頭上空間も約2.5cm増加させ、大人7人が快適に乗車できる室内空間を実現している。
パワートレインは、205kWhの大容量バッテリーを搭載し、1回の充電で最大約740kmの航続距離を実現。急速充電ステーションを利用すれば、10分間の充電で約187kmの航続距離を追加できる。また、「ベロシティマックス」モードでは、最高出力750hp、最大トルク1064Nmを発揮し、0-96km/h加速は4.7秒で達成する。

室内には、55インチの湾曲ディスプレイを採用。ナビゲーションやエンターテインメント機能を直感的に操作できる。さらに、2列目シートには、折りたたみ式テーブルや12.6インチの個人用ディスプレイ、マッサージ機能付きシートなど、贅沢な装備を用意している。
安全性能面では、ハンズフリー運転支援システム「スーパークルーズ」を全グレードに標準装備。また、車両から家庭への給電が可能な双方向充電機能も搭載している。