クルマ好きの愛犬家であれば、ドライブがてらドッグランや自然の豊かなスポットへ繰り出す機会も多いだろう。となると、クルマ選びもワンコに配慮したものになるかもしれない。
ケージやカートなど、かさばるグッズを積めるラゲッジルーム、ペット用のシートやシートベルトを装着しても愛犬がリラックスできる広い室内、乗降性や乗り心地のよさなど、人間だけで使うときより厳しい要求をクリアできるクルマを吟味したくなるだろう。

とはいえ、実用性さえ満足できれば、スタイリングなんかは二の次、というわけにはいかないのがクルマ好きの心情。ルックスがよくて、愛着を持てる1台を愛車に迎えたいのではないだろうか。

そこでおすすめしたいのが、高いデザイン力と確かな品質で支持を集めるドレスアップの人気ブランド「DAMD」(ダムド)が生み出した『SIENTA STUART』(スチュアート)だ。その名の通り、ベースとなるのはトヨタ『シエンタ』。チャーミングなポメプーのちょうじゅうろうクンを起用したCMも話題になったので、気になっていた愛犬家も少なくないのではないだろうか。

そんなシエンタ・スチュアートの魅力をたっぷりと味わうために、3月らしい春空に包まれた日に2匹のワンコを連れてドライブにでかけてみた。
ペットxスチュアートは相性◎ シエンタのユーテリティを活かしながら、個性的なスタイルを身にまとう

シエンタ・スチュアートと向かったのは、茨城県つくば市にあるドッグリゾートパーク施設の「Lucy Resort」(ルーシーリゾート)で2,300㎡もの広大な天然芝のドッグランにはプールも完備。さらには、愛犬と泊まれるグランピング場も併設しており、愛犬家の休日にピッタリのスポットだ。

シエンタとペットライフの相性はバツグン。手頃なサイズでありながら、セカンドシートには小型犬はもちろん、中型犬でもリラックスして過ごせそうな広さがあり、ラゲッジスペースも飼い主の荷物とペットグッズを余裕で収めてくれる。もちろんフェイスチェンジをしたシエンタ・スチュアートも、そうした長所に全く変わりはない。

ワンコ連れの来場者が多い施設だけに、車室が広いミニバン系の多い駐車場にあって、シエンタ・スチュアートのチャーミングさはピカイチ。しかも取り回しがよく純正パーキングセンサーも全く同じように使えるので、駐車が苦手なドライバーでも安心だ。

道中、まずは飼い主の腹ごしらえにとドライブスルーでコーヒーをテイクアウト。「このクルマって輸入車ですか?! 初めてみたのですがすごくかわいいですね!」なんて声をかけられると、思わず嬉しくなってしまう。街中を流していても、おしゃれな雰囲気ながらどこか親しみやすいルックスでとても馴染んでいるのがおわかりいただけるだろう。
ファミリーにもぴったりなシエンタ・スチュアート!純正機能を活かした緻密な作り込みがDAMDの真骨頂

シエンタの小さな子どものいるファミリー層にフォーカスした設計や装備は、ペットライフにも嬉しいものが多い。たとえばスライドドアはワンタッチスイッチ付きで、リードやキャリーバッグで手がふさがっていても扱いやすい。グレードによっては、足先をセンサーにかざして開閉できるハンズフリータイプも設定される。さらに地上高330mmの低床設計とフラットフロアは、ワンコが自分で乗り込むにも、飼い主が乗せるにも楽チンで、コンパクトミニバンとしてはかなり広い室内空間をもつ。

その使い勝手が評価されていることは、2024年の登録車販売台数3位という実績に表れている。しかし、裏を返せばそれだけ多くのシエンタが街を走っているということで、愛車で個性を主張したいというユーザーには気になるところだ。

シエンタ・スチュアートのフロント周りは丸みを帯びたフォルムで、丸型ヘッドライトとフロントウインカー、金属調リムで囲った六角形グリルが、クラシックな雰囲気を醸し出している。パーツはボンネットカバーとバンパー、ライトとフェンダーで構成。Aピラーより前をガラリと変えるフェイスチェンジキットに仕上げられた。

さらに細かく見ていくと、ヘッドライトは専用形状のパーツで囲まれていて、奥まった位置にデザインされている。これはライトを前に出しすぎないことで、フロント周りが長くなるのを避けるための処理だ。目尻にはフェンダーへと伸びる、アイラインのようなサイドウインカー周りの造型を配置。昔ながらの丸目ライトと、現代的なボディ形状との絶妙な調和が図られた。

アッパーグリルは上下にフィン、センターにドット上の造形を配置。ロワーグリルは、センターと両サイドのフィン形状に変化をつけた。アンダースポイラー風の造型は、ベース車のフレームを収めつつ重たげな見た目にしないための工夫。また、シエンタではバンパー側に配置される黒いアクセントを対のフェンダー側に設け、リアとの統一感を持たせつつ躍動感が表現されている。

先進的なヘッドライトが特徴のシエンタを、クラシックな英国の大衆車を思わせる和み系に仕立て直したシエンタ・スチュアート。ボンネットストライプやCピラーのユニオンジャックを象ったオリジナルデカールも、あの英国車を思い起こさせる。ところがデザインのモチーフはそのオマージュで大ヒットした軽自動車、ダイハツ『ミラジーノ』だというのが、デザイナーのひねりが効いていて実にオモシロイ。

ダムドのカスタムパーツといえば、デザイン性だけではなく、ベース車が備える機能を犠牲にしないこともポイント。純正のカメラやADAS用センサー、牽引フックの取り付け部などは、アッパーグリル部に組み込まれている。LEDからハロゲンに変更したライト類は、警告灯がついたり電力が不足したりしないよう配線を製作した。また、ボンネットカバーは接着と金属ステーで強力に固定し、純正形状からはみ出した部分は裏側のリブで補強。走行中に外れたり、歪みなどが発生したりしない強度を確保している。

フロント周りのみのカスタマイズだが、ボディパネルとのフィッティングは自動車メーカー純正レベルのハイクオリティ。後付け感やこれ見よがしなデコラティブさがなく、スマートに乗れるのもダムド製フェイスチェンジキットの嬉しいところだ。
「ようこそ、ミドルサイズな英国へ」シエンタ・スチュアートを相棒に新しいカーライフをはじめよう!コンプリートカー購入がおすすめ

このシエンタ・スチュアートを手に入れるには、2つのアプローチがある。1つはベース車にボディキットを架装する方法、そしてもうひとつがコンプリートカーとしての購入。特にコンプリートカーでの購入は、この記事でみたルックスのまま乗り出すことができるので、ぜひおすすめしたい購入方法だ。
DAMDのコンプリートカーが買える!お近くのショップリストはこちら
さらにダムドは全国に車両協力販売店のネットワークがあり、その数は実に400店舗以上。店舗によっては車両を実際に見てから購入することも可能なので、カスタマイズの経験が浅いユーザーでも安心だ。ビビッときたなら、まずはお近くのショップへ相談してみよう。

開放感あふれるドッグランで思いっきりワンコたちと遊んで、心地よい疲れとともに駐車場へ向かうと、そこにはクリッとした丸い目をこちらに向けたシエンタ・スチュアートが、まるで飼い主の帰りを待ちわびるもう1匹のワンコのように佇んでいた。愛犬たちのように愛くるしいクルマを探しているならダムド『シエンタ・スチュアート』を新しい家族に迎えてみてはいかがだろうか。
ようこそ、ミドルサイズな英国へDAMD『SIENTA STUART』の詳細はこちら《取材協力:Lucy Resort》