カラーコーディネートにこだわってオデッセイの内装を作り上げた佐藤さん。山形県のCar's Factory STILが手がけたオーディオインストールにもテーマカラーのブルー×グリーンが効果的に使われる。グラウンドゼロを中心としたフロントステージを紹介しよう。
◆鮮烈なブルーバッフルを使ったミッドバスのアウターが美しい
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《外装はシンプルなカラーリングでまとめ上げたオデッセイだが、インテリアの色使いには徹底してこだわった。》
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《ブルーの人工スエードを効果的に使ったドアのアウターバッフルとダッシュのトゥイーターパネル。》
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《アウターバッフルはドアの純正形状を生かしつつ、しっかり存在感ある形状にデザイン。純正グリルを使った処理も美しく実用的。》
ドレスアップ志向だったオーナーが、カーオーディオに魅了されてインストールを開始したオデッセイ。前編で紹介したとおりラゲッジへのパワーアンプ+サブウーファーのインストールもスペース効率を考えた作りで完成させた。加えてフロントステージのデザインも、ラゲッジ同様にブルーとグリーンを効果的に使ったカラーコーディネートを施し、内装のトータルバランスを絶妙に仕上げているのもオーナーお気に入りのポイントだ。スピーカーにチョイスしたのはグラウンドゼロのGZNC1650S。ドアにミッドバスをアウターバッフルでインストール。さらにダッシュの両サイドにはパネルをワンオフしてトゥイーターをインストールするスタイル。いずれもブルーの人工スエードを効果的に用いたデザインが映える。
ドアにはグラウンドゼロのミッドバスをインストール。アウターバッフル化され純正のグリルを用いたデザインでまとめ上げる。スピーカー周辺にはブルーの人工スエードを使った処理が印象的。各部に使われる同素材によって内装の統一感を出している。ドアポケットをスポイルしない小振りなアウター加工で実用性も損なわない。
◆ワンオフパネルで魅せる効果を引き出したトゥイーター取り付け
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《ツイーターの取り付けにはパネルを製作したのが特徴。ダッシュ取り付けながらドレスアップ効果も満点の仕上がりだ。》
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《アクリルリングを使ってグリーンのイルミを光らせるアウターバッフル。トゥイーターにも同様の処理を施している。》
ダッシュの両サイドにある純正のスペースを使ったトゥイーター取り付けも印象的。単にトゥイーターユニットをインナーに埋め込むのではなく、ワンオフでパネルを製作してトゥイーターをビルトイン。パネル周辺はやはりブルーの人工スエードを用いるという手の込んだカスタム処理を施している。ブルーに加えて、このクルマのもう一つのテーマカラーとなっているのがグリーン。アウターバッフル化されたミッドバスのアクリルリングを彩っているのがグリーンのイルミ。さらにトゥイーターにもグリーンのイルミを仕込むなど、徹底してブルー×グリーンのカラーコンビを印象付けている。
ヘッドユニットして使用するのはカロッツェリアのサイバーナビZH09だ。注目したいのはナビ周辺のパネルをブルーの転写シートを使ってドレスアップ。コクピットまわりのカラーバランスを細部まで徹底しているのが見て取れる。
◆転写シートを駆使してコクピットをブルーに染め上げる
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《転写シートを使った処理を得意とするオーナー。ナビの周辺パネルにも丸ごとブルー系の転写シートを使って処理した。》
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《ステアリングのスイッチプレートにもブルーの転写シートを採用。樹脂パーツを使用している各部を統一する狙いだ。》
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《ブリッドのバケットシートにもブルー系の表皮をチョイス。インテリアのイメージはとことんブルーで統一している。》
もともとドレスアップ志向だったオーナー、オーディオをインストールしても内外装にカッコ良さを徹底追求している。そのひとつのカスタム手法が転写シートだ。先にも紹介したナビ周辺に加え、ステアリング、さらにはシフトノブ、エアコン吹き出し口にまでブルーの転写シートによる処理を施し統一感もピカイチ。インテリアのカラーの統一はシートにも及んでいる。ブリッドのスポーツシートにもブルーの表皮をチョイス。コクピット全体を望みのカラーで埋め尽くしたオーナー、思った通りの仕上がりに満足感も非常に高いという。
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