Clarionは、2019年1月11日(金)から開幕する『東京オートサロン2019』に4台のデモカーを出展する。そのうちの1台である"ノート e-POWER NISMO"の、事前取材の機会が得られた。カーオーディオシステムが完成したとの報を受け、Clarion本社を訪問すると…。
"未来型"エコカーと"革新型"カーオーディオシステムがコラボ!? それによって得られる楽しさとは…。そこにあった"ノート e-POWER NISMO"の横にはなんと、Clarionもパートナーとして名を連ねているレーシングチーム『KONDO RACING』で『2018年 SUPER GT 500クラス』に参戦し活躍しているレーシングドライバー、高星明誠選手が立っていた。聞けば、今回出展するデモカー"ノート e-POWER NISMO"を試乗&試聴しに来社したのだという。公開に先立ちいち早くそのサウンドを体験した高星選手の声と、デモカー"ノート e-POWER NISMO"のポテンシャルとを、詳細にリポートする。
■"ハイレゾ音源"をはじめとするデジタルソースを、"フルデジタル"で再生可能!
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■燃費の良さは随一。始動した瞬間から最大パワーを発揮できるので、加速性能も抜群。
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まずは高星選手に、"ノート e-POWER NISMO"というクルマの魅力から教えてもらった。
「2017年の春からこのクルマに乗っています。ちょうど発売されたばかりで話題にもなっていましたから。電気自動車でありながら、外部からは充電せずに搭載されたガソリンエンジンでバッテリーチャージするというその"未来型"のシステムに、興味が湧いたんです。
乗り味にはとても満足しています。まず、単純に燃費が良い。エコカーとしてのポテンシャルは相当に高いです。このことだけでも、このクルマを所有する意味があると感じています。
走行性能にも特長があります。特に加速性能が素晴らしい。停止した状態からの加速感は、どの日産車よりも優れているのではないでしょうか。モーターなので、始動した瞬間から最大パワーを発揮できるんです。至って機敏にスムーズに走らせることが可能です。
アクセルワークだけで、ある程度自在に速度をコントロールできることも利点ですね。普通に走っている分には、ワンペダルで加速と減速を行えます。ブレーキを踏む回数をかなり少なくできるので、疲れにくくて良いですよ。
また"NISMO"仕様となっていますので、足回りやハンドリングもチューンされていますから、スポーティに走れます。運転を楽しめるクルマに仕上げられていることは間違いありません。多くの方にお薦めしたいですね」
■「音が良いとハンドルを握る気分が全然違ってきます。気持ち良くなって長く走ってしまったり」
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「実は、純正オーディオの音には、物足りなさを感じています。その前まで乗っていたクルマでは、市販スピーカーを搭載しそれを外部パワーアンプで鳴らしていたんですよ。カスタマイズして得られるカーオーディオの音を知っているので、純正オーディオの音では満足し難い…。
今日は久々に良い音を聴きながら運転できて、凄く気分が良かったです。常々ドライブと音楽はセットだと思っていて音楽がないのは考えられない。そしてその音楽が良い音で聴けると、ハンドルを握る気分が全然違ってきます。気持ち良くなって長く走ってしまったり。
具体的には、まずは"ツィーター"が優秀だと感じました。そもそも"ノート e-POWER NISMO"の純正スピーカーって、ドアに装着されたユニットだけでフルレンジ再生するんです。そこに"ツィーター"が追加されると、それだけでも情報量が格段に上がります。しかも視線の高さから音が発せられることにもメリットがあると思うんです。聴こえ方がまったく違ってきますよね。しかもこのクルマの"ツィーター"はクオリティの高い高音を再生できていましたから、自分のクルマの音とは完全に別物でした。
あと、デモカーの"ノート e-POWER NISMO"には、外部パワーアンプが装着されていないんですよね。僕はクルマの中では大きな音で音楽を楽しみたいと思っていて、そのために外部パワーアンプを入れていたんですが、このクルマではパワーアンプがないにも関わらず大音量で鳴らせていて。驚かされました。
外部パワーアンプが不要ならその分のコストが掛かりませんし、必要なケーブルの本数も少なくてすみますよね。スピーカーケーブルは純正ケーブルがそのまま使えるということですし。そしてパワーアンプがない分、軽量化も図れますし省電力とのことですから、特に"ノート e-POWER NISMO"にはベストマッチだと思いました」
■「新しいものは積極的に試し、良いと思ったらどんどん使っていきたい…」
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「これが"革新"のシステムである、という部分にも惹かれています。常々、新しいものに対して高感度でありたいと思っていて。僕らは競技者ですが、クルマやタイヤの開発にも携わっているわけですから、トレンドには敏感でなければいけないと思うんです。まずは自分で試して、良いと思ったものはどんどん取り入れたい。"ノート e-POWER NISMO"に乗っているのも、そういう気持ちがあるからです。
でも、『Full Digital Sound』のチェックを怠っていましたね(笑)。このシステムは新しいという点でも、"ノート e-POWER NISMO"にぴったりだと思いました。このクルマならではの楽しさがブーストされるのは間違いない。
僕にとって音楽は非常に重要な存在です。職業柄ストレスも多いですし、それを癒すのに音楽は不可欠なんです。家には音の良いスピーカーを置いてあり、それにスマートフォンを繋げて聴いています。遠征時にはこだわって選んだイヤホンを持っていきますし。レース前にはそれで音楽を聴いて、集中力を高めています。
しかしクルマの中では良い音が楽しめないことが悩みでした。車内のリスニング環境を、なんとか向上させたかった。真剣に『Full Digital Sound』の導入を検討してみたいと思います。今のクルマはリースなのでカスタマイズを躊躇していましが、今回のデモカー"ノート e-POWER NISMO"のような取り付け方をすれば元にも戻しやすいですよね。欲しくなりました(笑)」
■最新のカーエンタテインメントに興味があれば、体感出来るイベントへ行こう!
インタビュー後に、高星選手を満足させたデモカー"ノート e-POWER NISMO"のサウンドを確認してみた。コクピットに乗り込み、スピーカーから音が流れ出してまず感じたのは、"質感の心地良さ"だった。デジタルシステムでありながらその音はむしろアナログ的で、柔らかくウォーム。ハイレゾ対応デジタルツィーター『Z2H』の性能によるところも大きいのだろう、高域の伸びが良くしかもきめ細やかなので、鼓膜への当たりが実にスムーズだ。
また、車格が比較的に小さいにもかかわらず、サウンドステージが広大で、かつ立体感の表現が的確であることにも唸らされた。さらには、低音の量感がたっぷりで再生レンジが広いことにも特長が出ている。ローエンドまで伸びる深みのある低音が満喫できた。それに下支えされ中高音もしっかり響き、サウンド全体に充実感がみなぎっている。
改めてClarion『Full Digital Sound』の良さをつくづく思い知ることができた。"ノート e-POWER"には、そして電気自動車やハイブリッド車には、それにぴったりな『Full Digital Sound』という名の先進のカーオーディオシステムが存在している。それらにこれを搭載すれば、一歩先行く"未来型"のカーライフを満喫できる…。
尚、このクルマの音を聴いてみたいと思ったら、『東京オートサロン2019』のClarionブース(ホール2、小間No. 215)まで足を運んでみてほしい。なお、"ノート e-POWER NISMO"の他には、ディーラーオプション採用される『10.1型Quad Viewナビゲーション』に加え、『Full Digital Sound』、さらには開発中の体感音響システム「振動シート」を参考装備した新型"デリカD:5"(2018年度内に発売予定)、ディーラーオプションとして採用されている『Quad Viewナビゲーション』と専用『Full Digital SoundシステムSPIRIT』が搭載された"レヴォーグ"、そして、安全運転支援システム『SurroundEye』と『Quad Viewナビゲーション・NXV987D』が搭載された3輪車"トライク"ベースのオリジナルカート、それぞれを体験可能だ。
最先端のカーエンタテインメントに興味があるのなら、Clarionブースは見逃せない。ぜひ。