11月6日、大阪南港ATCピロティ広場(大阪府大阪市)にて開催された『まいど大阪 秋の車音祭 2022』リポートの「Part2」をお届けする。今回は、カーオーディオ専門サイト『PUSH ON! マイカーライフ』の登録店よりエントリーした車両5台をピックアップした。
各車に積まれた機材の布陣からサウンドインプレッションまでを、詳しく紹介していく。
◆BMW F06グランクーペ(オーナー/Yさん)by Jクラブ
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Yさんは、去年の10月に完成したというBMW『F06グランクーペ』でエントリーした。当車に積まれている機材のラインナップは以下のとおりだ。ソースユニットとしてソニーのウォークマンを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAをセレクトした。パワーアンプには、ブラックスのグラフィックシリーズの4chモデルを2台採用している。そしてフロント3ウェイスピーカーはカロッツェリアの1000RSシリーズで統一し、サブウーファーにはスキャンスピークのモデルをセレクトした。チューニングにおいてはナチュラルなバランスを重視したとのことだ。試聴してみると、まずはサウンドステージの広さが好印象。立体感の再現性も高い。また質感が良く、高域の美しさにも特長が出ていた。
◆アウディ A3(オーナー/大槻 勇さん)by サウンドフリークス
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カーオーディオ歴は通算約30年になるという大槻さんはアウディ『A3』で参戦した。当車に搭載されている機材の陣容は次のとおりだ。ソースユニットとしてアイバッソオーディオのDAPを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAをセレクトした。パワーアンプにはブラックスのグラフィックシリーズの4chモデルを2台採用している。フロントスピーカーはイートンのフラッグシップシリーズのコアで3ウェイを構成し、サブウーファーにはステッグのモデルをチョイスした。目指すサウンドはシンプルに「原音に忠実な音」。なお、低音をしっかり鳴らすことにも注力したという。試聴してみると、きめ細やかで繊細。結果、音場や質感が至ってリアル。聴き心地の良いHi-Fiサウンドを満喫できた。
◆アウディ Q5(オーナー/高橋邦行さん)by アミューズ
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3年前から手をかけているというこのアウディ『Q5』で参加した高橋さん。なお当車のシステムが完成したのは今年の9月。夏にDAPを新調し9月にプロセッサーを換装したとのこと。使用機材の顔ぶれは以下のとおりだ。ソースユニットとしてソニーのウォークマンを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAを採用している。パワーアンプにはカロッツェリアXの4chモデルを2台チョイスし、サブウーファー用としてカロッツェリアのD級モデルも組み込んでいる。スピーカー群はツイーターがムンドルフでそれ以外はカロッツェリアの1000RSシリーズのモデルで揃えた。その音は、繊細でスムーズ。そして低音にハリがありドライブ感が強い。柔らかさと強さが両得されたハイエンドサウンドを堪能できた。
◆プジョー 2008(オーナー/吉岡隆明さん)by ジパング
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吉岡さんは、去年の年末に一気に作り上げたというプジョー『2008』でエントリーした。ちなみに機材はすべて、前のクルマから移設されたものだという。その布陣は次のとおりだ。ソースユニットとしてソニーのウォークマンを使い、プロセッサーにはザプコのモデルがチョイスされている。パワーアンプにはクワトロリゴの2chモデルを4台採用(AB級×1台+A級×3台)。スピーカーはフロントをモレルのモデルで統一しサブウーファーはカロッツェリアだ。普段は女性ボーカルを中心に聴いていて、それらが心地良く響くようにチューニングされているという。実際に聴いてみると、伸びやかで余韻が美しい。またきめが細かく滑らか、それでいて力強さも併せ持つ。質感の良さも際立っていた。
◆メルセデスベンツ GLEクーペ(オーナー/片岡賀鶴幸さん)by ガレージショウエイ
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片岡さんはメルセデスベンツ『GLEクーペ』で参戦した。なお当車にシステムを積み始めたのは去年の4月で、現在の形が出来上がったのは今年の1月とのことだ。DAPを新調したという。使用機材の顔ぶれは次のとおり。ソースユニットにはアイバッソオーディオのDAPを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAをセレクトしている。パワーアンプにはカロッツェリアXの2chモデルを計5台使い、フロントスピーカーはブラムとM&Mデザインのユニットとカロッツェリアの20センチウーファーとで構成。サブウーファーはJBLだ。その音は、帯域バランスが自然で聴きやすい。超低音から超高音までがよどみなく再現されている。その上で質感が良好できめ細やか。低音のパンチ力にも特長が現れていた。