大阪南港ATCピロティ広場(大阪府大阪市)にて11月6日に開催された、『まいど大阪 秋の車音祭 2022』リポートの「Part 3」をお贈りする。今回も、カーオーディオ専門サイト『PUSH ON! マイカーライフ』の登録店より参加した車両5台を紹介する。
各車に組まれていたシステムの構成からサウンドインプレッションまでを、詳細にお伝えしていく。
◆ダイハツ テリオスキッド(オーナー/堀田雅雄さん)by M.E.I.
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堀田さんはダイハツ『テリオスキッド』で参戦した。なお堀田さんは、“良い音”を追求すべくアナログチューニングにこだわっている。例えばフロントスピーカーはオリジナルのパッシブにて鳴らし、サブウーファーはアイソバリック方式でドライブしている。
搭載機材は次のとおりだ。カロッツェリアのサイバーナビXシリーズをシステムの核に据え、当機をソースユニット兼プロセッサーとして活用。パワーアンプにはアークオーディオの上級モデル3台を使い、フロントスピーカーはモレルのフラッグシップ機、スプリーモを中心として3ウェイを構成。サブウーファーもモレルだ。そのサウンドは、1音1音に芯がありハリがある。それでいてしなやかさも兼ね備える。楽曲の世界に引き込む力も強かった。
◆トヨタ ヴィッツ(オーナー/谷 佳憲さん)by ピットハウスコスギ
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谷さんは多英子さんとともにトヨタ『ヴィッツ』で参加した。ちなみに谷さんのカーオーディオ歴は8年。8年前に当車に機材を積み始め、以来こつこつシステムアップを重ねてきた。
現在の主な使用機材のラインナップは以下のとおり。ソースユニットとしてソニーのウォークマンを使い、プロセッサーにはブラックスのBRAX DSPをチョイスしている。パワーアンプもブラックスだ。MX4 PROとグラフィックシリーズの4chモデルを使っている。そしてフロントスピーカーがイートンのコアだ。目指す音は「普通の音」とのこと。つまり、自然で原音どおりのサウンドを追求しているというわけだ。試聴してみると、ヌケが良くクリア。キレ味も鋭く快活にリズムが刻まれる。低音のパワー感にも特長が現れていた。
◆トヨタ ハリアー(オーナー/三浦嵩之さん)by レジェーラ
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サウンドコンテストには初めて参加したという三浦さん。「独特の緊張感を楽しんでいます」と教えてくれた。カーオーディオを始めたのは3年前。システムを組んでいたトヨタ『ハリアー』仲間から影響を受けて興味を持ったとのことだ。
使用機材は以下のとおり。ソースユニットとしてソニーのウォークマンを使い、パワーアンプ内蔵DSPにはヘリックスのP-SIX DSPをチョイスしている。フロントスピーカーにはマイクロプレシジョンの3シリーズをセレクトし、サブウーファーにはダイヤトーンのSW-G50を選択した。これを鳴らすパワーアンプとしてカロッツェリアのD級モデルを投入している。その音は、ハギレが良く快活。低音には芯があり重く骨太。エネルギー感に満ちたサウンドが展開されていた。
◆トヨタ オーリス(オーナー/花村将光さん)by アンティフォン
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花村さんは、9年前に手をかけ始めたというこのトヨタ『オーリス』で参戦した。搭載機材は以下のとおりだ。ソースユニットとしてソニーのウォークマンを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAを選んだ。パワーアンプにはブラックスのNOX-4とザプコの2chモデル、さらにはサブウーファー用としてカロッツェリアのD級モデルを選定している。そしてスーパーツイーターにエラック、ツイーターにダイヤトーンのDS-SA1、ミッドウーファーに同・DS-SA1000、サブウーファーに同・SW-G50を選んだ。このシステムで普段はジャズやクラシックを聴いている。試聴してみると、S/Nと解像度が高くクリア。各楽器の音の分離も良好だ。エネルギー感も十二分。手応えあるサウンドを楽しめた。
◆VW ティグアン(オーナー/北田敦士さん)by パラダ
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北田さんはVW『ティグアン』で参戦した。当車のシステムが完成したのは去年の冬。前のクルマから機材を移設して作り上げたという。なおその後、今年の春にDAPが新調されたとのこと。
搭載機材の陣容は次のとおりだ。そのDAPはアイバッソオーディオのモデルで、プロセッサーにはブラックスのBRAX DSPを使っている。パワーアンプにはクワトロリゴのA級モデルを計4台チョイスし、フロント3ウェイ+サブウーファーはブラックスのマトリックスシリーズのモデルで統一してある。ちなみにサウンドコンテストに出場するのは1年ぶりとのことだった。普段はJ-POPを中心に聴いている。その音は、押し出し感が強く説得力がある。きめ細やかで質感も上々。心地良いHi-Fiサウンドを堪能できた。