注目すべき便利「カーアクセサリー」を選りすぐって紹介している当コーナー。今回は、車内でスマホやタブレット等の充電に便利に使える最新パワーチャージアイテムを2つピックアップする。
ところで、USB Type-C端子にて行える急速充電規格、「USB PD(パワーデリバリー)」の存在をご存知だろうか。スマホの充電器を複数持っていてものによっては充電速度が違っていたら、遅い方はこれには対応していないはずだ。で、実はその速度差は結構大きい。
ちなみにいうと、今どきのスマホはほとんどがこれに対応している。iPhoneでは「8」以降が対応していて、Android端末はUSB Type-Cのポートを備えたモデルはほぼ対応済みだ。なので、これに対応していない充電器を使うのは、もはやナンセンスと言って良い。

なお、USB PDを行うにはACアダプターとケーブルの両方がこれに対応している必要がある。なのでそれらを購入する際には、それぞれがこれに対応しているか否かをチェックすべきだ。
ところで蛇足だが、USB PDはバッテリーが空に近い状態からの充電のときの方が充電スピードが速い。そして充電残量が90%に達するとかなり遅くなる。このことも知っておいて損はない。
さて、そんなUSB PDを実行可能な新たなパワーチャージアイテムが2つ、「カーアクセサリー」を多彩に展開している「Kashimura(カシムラ)」から今春にリリースされている。

1つはこちら、『DC充電器 PD36W Type-C BK(DC-069)』(価格:オープン、実勢価格:1780円前後)だ。当品は、クルマのDCソケットから電源を取れるパワーチャージアイテムだ。コードも付いていていて本体からコードまでがUSB PDに対応し、最大36W(12V/3A)の高出力を発揮する。
なお、通電中には青く光る通電LEDを装備。12V車、24V車の両方で使用が可能だ。コードはストレートタイプとなっている。

そしてもう1つがこちら、『DC充電器 リール PD30W+18W Type-C(DC-070)』(価格:オープン、実勢価格:2580円前後)。当品も車両のDCソケットにダイレクトに挿して使うパワーチャージアイテムだが、『DC-069』と比べて高機能。コード付きのUSB Type-Cコネクターを備えていつつ、本体にはUSB Type-Aポートもひと口装備する。両方を同時に使う場合には、合計最大48Wを出力可能だ(PD 30W+USB-A 18W)。
なおUSB Type-Aポートの方は、自動識別ICを搭載済みだ。使用端末に合わせた最適な充電を行える。ポート部は、ケーブル側の端子を表側でも裏側でも挿せるリバーシブルタイプとなっている。またUSB Type-Cコネクタのコードは、ワンプッシュで本体に収納できる。こちらも青く光る通電LEDを装備する。12V車と24V車の両方で使用が可能だ。
今回は以上だ。次回以降もひと工夫が盛り込まれた注目すべき「カーアクセサリー」を厳選して紹介していく。お楽しみに(記事中の価格はすべて税込。実勢価格は編集部調べ)。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)