特徴的な筐体を持ち、インパクトのあるイエロー塗装が衝撃的だったPHD ATRシリーズが大幅な改良を加えられて8月上旬から発売されることとなり、Mycar-life編集部では早速製品をお借りして試聴テストを行った。まず大きく変わったのは品の良さを感じる艶消しマットブラックの筐体。大きさは変わらずに328×163.5×58.5mm(W×H×D)でシート下でも収まるサイズとなっていて、前モデル同様にフィルターなどの余計な回路は省かれておりゲインだけが搭載されている。ART-4085sは85W×4ch、ART-2150sは150W×2chという仕様だ。特徴的な筐体デザインに加え、ヘアラインの入ったマットブラックは高級感を感じる大人な造り。製品を見ただけで音への期待感が非常に高まるパワーアンプだ。それと最初にお伝えしておくが、前モデル同様エージングが非常に重要な製品で新品を鳴らすと音数は少なくレンジが狭く伸びがない。メーカーによると24時間以上鳴らす事で本来の実力を発揮できるそうだ。なので今回の試聴テストはエージングを済ませてから行ったものである。