全国的に梅雨明けを迎えているが、突然の夕立や台風情報が盛んな今年の夏。そこで愛車メンテナンスの最重要ポイントのひとつになってくるのがワイパーだ。視界をキープして安全性を高めるパーツであるワイパーに注目してみた。
そもそもワイパーの交換サイクルはどの程度なのか? 推奨しているのは年1回の点検・交換だ。ワイパーは,雨をふき取るだけでなく、泥・ほこり・虫を取り除くなど、1年を通して、過酷な環境の中で活躍している。これだけの過酷な環境で働いているワイパーだからこそ、ワイパーゴム、ワイパー本体の定期的な交換が必要になるのだ。太陽光や経年劣化でパイパーは消耗する。年一回、点検・交換するクセをつけようそこで愛車のワイパーの状態をチェックして交換時期を見極めてみるのも良いだろう。雨の日にワイパーを作動させていて、ウインドウ面に「ズジ状の線が残る」「作動時にビビリる」「拭きムラがある」などが発生していたら即交換のサインだ。ゴムのみの交換も可能だが、ワイパー本体も劣化するのでリフレッシュを考えるならばワイパーブレード全体を交換するのがオススメだ。
日本のワイパーの歴史を作るNWBのワイパーの開発に注目した
ワイパーを交換するならばトップブランドのNWB(日本ワイパブレード)の製品に注目したい。国内自動車メーカーへの純正採用率ナンバーワンの実績を持つワイパーのリーディングカンパニーだ。自動車用のワイパーをはじめ、新幹線用や船舶など幅広い乗り物のワイパーを手がけているのも同社の特徴。さまざまな環境に対応するワイパーを開発する技術力の高さが光る。また海外へも幅広く展開、ワールドワイドで活躍するワイパーブランドだ。
1965年に創業したNWBは、日本のワイパーの歴史を作ってきたメーカーと言っても過言ではないだろう。1967年頃にはバネを使ったトーションタイプのワイパーを製造開始、すぐさま幅広い国内カーメーカーで純正採用される。1982年にはトーナメントタイプのワイパーをいちはやくリリース。金属パーツの間に樹脂パーツを採用して静粛性を高め、分布圧力も均一にするといった効果を備えた。その後も1999年にはリアの樹脂ワイパー、さらに車体外装のデザイン性の高まりに合わせて開発したデザインワイパーなども開発するなど、時代に合わせた機能やデザインを開発し、常にワイパーの歴史を切り拓いてきたメーカーなのだ。